増え続ける心の病

心の病は誰もがかかる可能性があります。それが原因で自ら命を絶つ人は毎年3万人を超えています。特に最近では、うつ病が増えていて、その原因がストレスをされています。
精神科の患者は、323万人、国民40人に1人の割合です。
このほかにも、医療機関を受診していない社会的ひきこもり、高齢者の認知症も毎年増加して、心の病はとても深刻な問題になっています。
このような心の病を持つ人々に寄り添っていくのが精神保健福祉士です。心構えとして、4つのポイントがあります。

①人間に対する「深い感性」を育む
人は成長し、教育を受け、社会生活を送ることで、ものの見方や考え方がついてきます。しかし、最も大事なことは深い感性を育てることなのです。感性は、友人との交流、絵画や音楽に触れる、本を読む、映画を見る、風光明媚な風景を見る、スポーツをする、旅行をする、美味しいものを食べるなどの毎日の暮らしのバリエーションが基礎をなります。その中での感動が財産となります。特に小説や映画は擬似的な再現でもありますので、笑いや涙、悲しみや怒りなどを育てるのにお勧めです。
深い感性と同情は違います。相手の状況や立場を理解して受け入れることで、共感する心が深い感性をいえます。

②人間を「尊重」する
個人それぞれが好きなタイプ、苦手なタイプをあると思いますが、ソーシャルワーカーにおいては、人間を色分けするのはいけません。汚れた洋服を着ていたとしても、その人の心までが汚れているわけではありません。それと同じで、病気や障害があったとしても、それが全てではないのです。人を外見だけで判断せずに、その人の人格を尊重する見方を確立することが大切です。
社会福祉を学ぶ人にとって、人権感覚はとても重要なのです。社会における偏見や差別がないかをいつも頭に入れておきましょう。

③現状に対して「疑問」を考え、掘り下げる
現代の社会問題として、ホームレス、虐待、自殺、孤独死などがあるのはなぜかに疑問を持ち、それを自分なりに解明してみましょう。社会の動きを知っておくために、新聞を読むことやテレビを観ることも大事ですが、やはり一番大切なのは、自分なりに掘り下げ考えることです。

④解決するための「そうぞう」をする
ソーシャルワーカーには2つの「そうぞう」が必要と言われています。
ひとつめは、福祉の利用者の願いや訴えをよく聞き、そこから利用者が置かれている困難な状況を「想像」することです。この想像の力をつけるには、自身の体験や経験を積むことによって備わってきます。もちろん、専門書を読んだり、人の話を聞くことも大事ですが、やはり実体験にはかないません。
ふたつめは、「創造」です。こちらは、実体験でどうにかなるようなものではありません。こうすればこうなるという先を見通す力なので、社会福祉の現場で、援助経験を積み重ねることで、身についていくものです。

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